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世界の抹茶Matcha事情
by 黒田九兵衛2020年からのコロナ禍は世界の抹茶事情にも大きな変化をもたらしました。
ファッションモデルやハリウッド女優たちが火付け役となって、インスタグラムなどのSNSで拡散された「おしゃれなドリンク」というトレンドは抹茶から一時はダルゴナコーヒーなどが台頭する時期もありました。しかし、2020年以降に世界的な健康志向や心身のウェルネスを志向する消費者が急増。健康に配慮しながらおしゃれに楽しめる抹茶の消費が加速しています。
当社では一般消費者の皆様にZENJIRO抹茶シリーズとして厳選した美濃白川産と静岡産の高級抹茶製品2種類のみをご提供しています。しかし、卸部門では岐阜県・静岡県・京都府・鹿児島県・愛知県などの産地の各種抹茶を26種類扱っています。それぞれが仕様や用途が異なる製品で、現在21カ国に輸出しています。
海外の市場調査会社は各社とも今後5年から10年の抹茶市場の成長率を5-10%台と見ていますが、毎年上方修正されています。そんな中での特徴としては以下を挙げることができます。
- 釜炒り製造の中国産抹茶が成長鈍化し、蒸し方式による正統な日本産抹茶の成長が加速。価格の安さよりもLテアニンを破壊しない方法が評価されています。
- 用途の広がり。日本では抹茶菓子製品や抹茶ラテ、抹茶アイスクリームが中心です。抹茶をそのまま飲むことは古風な茶道を連想するためか煎茶やほうじ茶よりもマイナーです。しかし、海外では、抹茶スムージー、抹茶フラッペ、抹茶パンケーキなどのスイーツや料理だけではなく、抹茶スキンケア化粧品や抹茶リキュールにまで広がっています。
- 地域ごとの特徴がやや異なります。米国ではパッケージ食品とハイグレードの抹茶に二極化し、流通もウェルネスチャネルが増えています。欧州ではパーソナルケアの意識が高く、化粧品やバーのリキュールにも広がりがあります。
例えば、Tia Maria Matchaです。コーヒーリキュールとして有名なメーカーですが、抹茶を取り入れたこの新タイプのリキュールは昨年サンフランシスコで行われた世界リキュール大会で金賞を獲得し、瞬く間に有目になりました。
パーソナルケアでは、抗酸化作用に着眼し、フェイシャルマスク、化粧水、美容液などのスキンケア製品に使われています。
今後も海外での抹茶市場のエキサイティングな変化に目が離せませんね。
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