商品ポリシー
当社の茶葉は日本産のみを取り扱い、また中級グレード以上にフォカースしています。これは一般消費者向け製品においても業者様向けのB2B商品においても共通です。
低級グレードの茶葉は、安価な茶葉として量販店で販売されたり、ペットボトル茶、さらに低級な茶葉は家畜の飼料に配合されたりしています。当社は、それらのグレード領域は対象とせず、旨味や美味しさがしっかりと味わえる、しかも持続することで健康効果をも期待できる高い品質の茶葉を提供します。
飲料メーカーが提供する一般的なペットボトル茶1杯分換算の価格は概ね50円前後です。当社の茶葉は品質が高く、価格も高いですが、1杯分価格では40円前後です。これが、実質的に同等の価格であっても、より高品質なお茶を味わってもらうことで、豊かな生活の質を楽しんでもらいたいと考えているからです。
また、当社はサプリメントを提供しません。
日本茶の健康成分を特徴とするサプリメントも存在しますが、サプリメントを常飲することと、豊かなお茶の時間を楽しむことは別の話で、お茶を楽しみながら健康になるほうが、はるかに生活の質としては高いと考えているからです。
当社は持続的な環境を考慮して茶葉を選定しています。
例えば、旨味(テアニン)が産地の自然環境とかけ離れて強い茶葉があった場合、私たちは窒素肥料の過剰投与を疑います。テアニンは成長に使われるアミノ酸で土壌中の窒素をもとに、根元で生成され茶葉の成長と旨味の生成に使われます。しかし、窒素肥料を過剰投与した土壌は土の中で硝酸イオンに変化し、汚染されます。これは硝酸性窒素が水に溶けて地下水や河川に流れ込むからです。これらの水は、乳児に悪影響を与え、藻類が繁茂する富栄養化現象を引き起こし、場合によっては温室効果ガスのうちの亜酸化窒素を発生させるからです。自然の状態で有機物が豊富な日本で栽培される茶葉は、過度な肥料を必要としないため他国とくらべても適正な量の使用にとどまっているケースがほとんどです。しかしながら、一部には品評会での入賞を意図して窒素肥料の過剰投与と考えられるケースも皆無ではありません。
当社では、このように慎重かつ多面的に評価して、産地や茶葉を選定しています。