季節のお茶情報:穀雨の頃

東北や北海道へと桜前線は北上していますが、ここ神奈川ではハナミズキの花も終わろうとしています。

最高気温が20℃を超える日が続いています。二十四節気では穀雨の季節です。穀物を潤して育てる雨が降るという意味ですね。移動性高気圧と温帯低気圧が西から交互にやってきます。温帯低気圧には寒冷前線と温暖前線を伴っていることも多いのが特徴で、寒かったり暑かったりします。4月上旬の清明から下旬の穀雨にかけて、急に芝生や花や草木がいきいきとしてきます。乾燥した、しかも冷たかった地面に雨水が染み込みんだからです。

これってお茶の水出しと同じ原理ですね。土の中の窒素・リン酸・カリウムといった栄養分が水で溶け出して根から吸収しやすくなります。根の動きが活発になると、水には溶けないけれど根から出る根酸で溶ける可溶性の成分も吸収されます。お茶の成分も2-3割は水溶性成分です。テアニンもカテキンも、ビタミンや食物繊維もミネラルもです。

ゴールデンウィークの5月5日子供の日から季節は立夏に移りますが、穀雨の最後で立夏の前に5月1日の八十八夜があり、茶摘みが始まります。立春から数えて88日目です。

庭の観察用のチャノキで今日、初摘みをしました。一芯二葉でひとつだけです。

 

 

暖かくなると冷たい飲み物を飲みたくなりますが、ちょっと我慢しましょう。体温より冷たいものを飲むと体の表面に火照りがでます。火照りは炎症につながりアトピーなどの皮膚疾患、アレルギーを悪化させます。もっと気温が上がってくると、体温を下げる意味で冷たい飲み物も大丈夫ですが、今はちょっと我慢の時期です。(ガーデンカフェTCHA-TCHAでも氷はまだ用意していません)。

この時期の煎茶の飲み方は、前回のカモミールのほかにハチミツがおススメです。ハチミツ煎茶です。肺や胃を丈夫にして便通も改善してくれます。疲れやすかったり、肌が乾燥しがちな方にもピッタリです。お好みに応じて、生姜を加えてジンジャー・ハチミツ煎茶にしたり、蜂蜜に梅を入れても良いですね。